対象日:2026年9月26日(日本時間)
9月26日は、仕事をAIへ依頼する入口を一つにまとめる動きと、AIエージェントを安全に運用するための評価・修正・防御が目立ちました。便利な機能を追加するだけでなく、実行前後の制御、組織の知識、過去の修正パターンをつなぐ方向へ進んでいます。
優先調査先では9月26日付の主要な新規発表を確認できませんでした。以下の6件は、いずれも前回の記事作成後に9月26日の調査で新たに確認できた公式情報です。公式ページの日付は9月25日、run-assert-evalのみ9月24日であるため、発表日と確認日を分けて記載しています。
1. Microsoft Copilot、Home・Code・Autopilotで仕事の入口を再編
MicrosoftはCopilotを「Home」「Code」「Autopilot」の三つで再構成しました。HomeはChatとCowork、Word・Excel・PowerPointを集約し、Codeは自然言語から社内向けアプリや自動化を構築します。HomeとCodeはFrontierで順次展開し、常駐型エージェントのAutopilotは月末に限定プレビューを拡大します。
- 発表元: Microsoft
- 発表日: 2026年9月25日(9月26日に新規確認)
- 公式URL: Introducing the new Copilot with Home, Code and Autopilot
2. Copilot in SharePointが一般提供へ、組織内コンテンツをAI向けに整備
MicrosoftはCopilot in SharePointを一般提供し、9月30日から世界のテナントへ展開すると発表しました。文書を構造化してCopilotやエージェントが理解・利用しやすくする機能を、Copilotアプリ、Copilot Studio、Work IQにも統合します。同社評価では、コンテンツの整備により回答品質が平均17ポイント改善したとしています。
- 発表元: Microsoft
- 発表日: 2026年9月25日(9月26日に新規確認)
- 公式URL: SharePoint AI innovations hit GA, powering new Copilot app and agents
3. AIエージェントのリスク発見から修正検証までつなぐrun-assert-eval
Microsoftは、AIエージェントのリスクを発見し、失敗率を測り、実行時ポリシーを生成して同じ評価で再検証するオープンソースのスキルrun-assert-evalを公開しました。請求サポートの例では、別顧客データの開示違反が30.0%から5.9%へ低下しましたが、これは同社の限定された評価例です。
- 発表元: Microsoft
- 発表日: 2026年9月24日(9月26日に新規確認)
- 公式URL: Introducing run-assert-eval: Find the risk, fix it, prove it
4. GitHubのAgentic autofix、修正パターンをCopilot Memoryで再利用
GitHubは、セキュリティ警告を修正するAgentic autofixをCopilot Memoryへ対応させました。有効化した顧客では、既存のメモリを参照してリポジトリ固有の事情を理解し、修正後はそのパターンを将来の警告対応へ保存します。Agentic autofixとCopilot Memoryはいずれも公開プレビューで、一般提供ではありません。
- 発表元: GitHub
- 発表日: 2026年9月25日(9月26日に新規確認)
- 公式URL: Agentic autofix now uses Copilot Memory
5. GitHub Copilot、SlackとTeamsの会話から開発作業へつなぎやすく
GitHubはSlack/Microsoft Teams版Copilotを更新し、添付ファイル、画像、転送メッセージ、スレッド履歴などを文脈として扱えるようにしました。類似Issueの確認、元の会話と作成物の相互リンク、会話中のモデル変更にも対応します。対象はCopilot Business/Enterpriseの組織向け公開プレビューです。
- 発表元: GitHub
- 発表日: 2026年9月25日(9月26日に新規確認)
- 公式URL: Updates to GitHub Copilot for Slack and Microsoft Teams
6. Microsoft、AIで指揮された可能性があるクラウド破壊活動を分析
Microsoft Security Researchは、Storm-3168と追跡する脅威活動で、侵害されたサービスプリンシパルからAzure資源が一括破壊された事例を報告しました。7分間に100件超のストレージ削除を試みた一方、AI利用の詳細や初期侵入経路は確定していません。秘密情報の失効、最小権限、復旧資源の保護を推奨しています。
- 発表元: Microsoft Security Research
- 発表日: 2026年9月25日(9月26日に新規確認)
- 公式URL: Storm-3168: Agentic-driven cloud attacks using compromised service principals
今日のまとめ
今回の発表からは、AIエージェントの実務利用が「会話で答える」段階から、組織の文書を読み、アプリや作業を作り、継続的に仕事を進める段階へ移っていることが分かります。同時に、リスクを事前に洗い出すこと、同じ条件で修正効果を測ること、権限や秘密情報を最小限にすることが、運用の基本として一段と重要になっています。
OpenAI Newsroom、Google AI Blog、Anthropic Newsroom、Meta AI Blog、NVIDIA AI Blog、Hugging Face Blog、Mistral AI Newsでは、9月26日付と確認でき、前日分と重複しない主要な公式発表を採用しませんでした。件数を増やすための過去記事やイベント告知は加えていません。
参照元一覧
- Microsoft:Introducing the new Copilot with Home, Code and Autopilot
- Microsoft:SharePoint AI innovations hit GA, powering new Copilot app and agents
- Microsoft:Introducing run-assert-eval
- GitHub:Agentic autofix now uses Copilot Memory
- GitHub:Updates to GitHub Copilot for Slack and Microsoft Teams
- Microsoft Security Research:Storm-3168



